どんな人が施術をしてくれますか

スポーツの現場で役立つ資格について

この記事では、スポーツの現場で活躍する人たちが持っていることが多い国家資格について知ることができます。一言でスポーツの現場と言っても、必要とされる知識や技術は状況により変わります。自分のやりたいことを実現するためにはどの国家資格があったほうがいいのかを知ることができます。

このコンテンツの信頼性

患者様の声

私たち、孫の手俱楽部は、国家資格であるあん摩マッサージ指圧師による訪問マッサージサービスを25年以上行ってきました。また、この記事を書いている私は、スポーツ系の専門学校で学び鍼灸師(はりきゅう師)の資格を取得後、スポーツトレーナーの派遣も行っている鍼灸整骨院グループにて約10年勤務していました。

スポーツの現場で役立つ民間資格

スポーツの現場と聞くと、スポーツトレーナーという職業が真っ先に浮かんでくると思います。ですがスポーツトレーナーという資格は民間資格、国家資格のいずれにも存在していません。民間資格においては「ジャパンアスレチックトレーナーズ協会認定アスレティックトレーナー」あるいは「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」の2種類が現在の日本に存在する資格となっております。この2つの資格は、独学でも目指すことが可能です。

しかし、プロスポーツや一流アスリートのトレーナーになるには、民間資格だけではなく医療系国家資格が必須とされていることがほとんどで、実際に現役のプロスポーツのトレーナーの多くはこれから紹介する国家資格の有資格者であることがほとんどです。 では、スポーツの現場で役立つ国家資格にはどういったものがあるのでしょうか?

資格について詳しく見る

スポーツの現場で役立つ国家資格3選

スポーツの現場で役立つ医療系の国家資格として、主に以下の3つの資格があげられます。

・はりきゅう師(鍼灸師)

・あん摩マッサージ指圧師

・柔道整復師

厚生労働大臣認定の学校に通う必要があり独学で取得することはできませんが、これらの国家資格を保有していることはプロスポーツのトレーナーを目指すうえでとても重要です。 また、それぞれ施術できる内容が違っているので、どの資格が必要なのかを判断することが大切です。 上記の3つの資格以外ですと、看護師や理学療法士を持っている方も比較的多くいらっしゃいます。

はりきゅう師(鍼灸師)

表層から触れることができない組織に直接アプローチができ、医師以外では唯一、鍼や灸を用いて施術をすることができます。特に野球やサッカーなどのプロスポーツのトレーナーの多くが取得しています。

はり師・きゅう師というそれぞれ独立した国家資格ではありますが、同時に取得するケースがほとんどであることから「はりきゅう師」と呼ばれています。他の資格と大きく違うことは、鍼(はり)や灸(きゅう)というツールを使用して筋肉や関節などに直接アプローチをすることができるということです。

東洋医学をベースとした考え方が主流ですが、西洋医学的な知識も学ぶことができ、幅広い知識を持つことができます。 ケガだけではなく、内科疾患の治療も行うことができるのが強みで、スポーツの現場はもちろん、鍼灸院や美容鍼灸サロン、病院やクリニックにも活躍の場が設けられており、中にはクルーズ船の医療スタッフとして世界中を旅しながら働いている人もいます。

あん摩マッサージ指圧師

すべての施術、手技療法の基礎~応用技術を身に着けることができ、全競技のアスリートの施術に有効な技を身に着けることができます。あん摩マッサージ指圧の手技療法はすべての施術の基礎であり幅広い分野に応用することが可能でとても重要な技術です。

道具を利用せずに、「揉む」「さする」「押す」「撫でる」などの技術を用い、筋肉や関節などに手技療法に特化したアプローチをします。スポーツの現場では酷使した身体を早期回復させるためだけではなく、競技前にパフォーマンスを高めるための施術を行うこともあります。

東洋医学をベースとした考え方が主流ですが、西洋医学的な知識も学ぶことができ、幅広いアプローチが可能です。はりきゅう師や柔道整復師、アスレティックトレーナーの方もやはり「あん摩マッサージ指圧師が必要だ」となって後から取得される方も多くいます。

スポーツの現場だけではなく、病院で機能訓練を行なったり、クリニックや老人ホーム、医療訪問マッサージなどで活躍される方も多くいます。やはり中にはクルーズ船の医療スタッフとして働かれている方もいらっしゃいます。取得できる学校が全国でも限られていますが、基本的には、あん摩マッサージ指圧師とはりきゅう師は一緒に学ぶことができ同時に取得することが多いです。※はりきゅう師の国家試験とは別で受験する必要があります。

柔道整復師

外傷による不具合を治療することに特化した資格です。具体的には「骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷」などのケガのスペシャリストとなります。いろいろな現場で活躍できますが、柔道やラグビー、アメフトや空手、格闘技などのコンタクトスポーツのトレーナーさんに比較的多い印象です。

柔道整復師の施術方法には大きく分けると3種類あり「骨折や脱臼、関節がズレたものを元の位置にに戻すための施術である整復法」「骨折や脱臼、関節がズレたものなどを道具を使用し固定する固定法」「ケガの前の状態に回復させることを目指す後療法」があります。

西洋医学をベースとして、整形外科疾患の幅広い知識とその施術技術を習得することが可能です。スポーツの現場だけではなく、整骨院や整形外科を中心とした病院、福祉介護施設などで活躍の場が設けられています。

結局どの資格を取ればいいのか?

プロスポーツのトレーナーを目指すのであればいずれかの資格が基本的には必要であるので「どれか1つの国家資格取得を目指す」ということでも問題はありません。ですが、鍼灸師の資格を持つ私自身の目線で考えると

「あん摩マッサージ指圧師+柔道整復師」

「あん摩マッサージ指圧師+鍼灸師」

「柔道整復師+鍼灸師」

のいずれかの組み合わせが良いのでは?と感じます。それだけ「施術の幅や信頼性」が高まりますし、プロスポーツトレーナーという狭き門を突破できなかった場合にも活躍の場が多くあるということが大きな理由です。

ということで、以下におすすめの専門学校をご紹介させていただきます。

おすすめの専門学校を見る

資格が取得できるおすすめの専門学校

東京医療福祉専門学校

〒104-0032 東京都中央区八丁堀1-11-11

TEL:03-3551-5751

おすすめの理由その➀

「はりきゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」「柔道整復師」の全学科がありすべての資格取得が目指せます。

おすすめの理由その➁

卒業後すぐに現場で活躍することができるほどのカリキュラムが組まれており、3年間で学ぶ授業全体の40%が実技・演習の授業となっています。知識だけではなく技術も身に着けることができます。それにより、様々な施術方法を身に着けることも可能でレベルの高い治療家に近づくことができます。また、あん摩マッサージ指圧技術では江戸時代から200年続く「吉田流あん摩術」を学ぶことができる全国唯一の学校であることもおススメのポイントです。

おすすめの理由その➂

スポーツトレーナー資格として、「特定非営利活動法人NSCAジャパン日本ストレングス&コンディショニング協会NSCA-CPT」の取得も目指すことができ、テーピング資格として「一般社団法人日本キネシオテーピング協会 CKTT(認定トレーナー)」の取得を目指すことができます。

おすすめの理由その➃

最大168万円給付される、「専門実践教育訓練給付金制度」の対象校であることもおススメの理由です。専門実践教育訓練給付は受給要件を満たす方が、厚生労働大臣が指定する教育訓練施設(専門学校など)で講座を受講し修了した場合、支払った授業料などの一部を雇用保険から支給してくれる制度です。精度の利用には条件がありますので詳しくは東京医療福祉専門学校のHPをご覧ください。

おすすめの理由その➄

孫の手倶楽部経由でのご入学の場合、企業推薦制度により入学金が「30万円→20万円」に10万円OFFになります。

・減免内容:入学金10万円減免

・対象学科:全学科(教員養成化を除く)

・減免要件:願書提出時に企業代表から推薦を受けること

※入学願書に「企業名」「企業所在地」「推薦者氏名」+「押印」が必要となります。

おすすめの理由その➅

医療系国家資格保持者が入学の場合、上記に加えて授業料が「30万円減免」になります。

・減免内容:授業料30万円減免

※対象の医療系国家資格は「はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・医師・歯科医師・獣医師・薬剤師・看護師・理学療法士・作業療法士・救急救命士・言語聴覚士・助産師・保健師・歯科衛生士・義肢装具士・視能訓練士・臨床検査技師・衛生検査技師・診療放射線技師・臨床工学技士」です。

給付金などの制度を組み合わせると、はり・きゅう・あん摩科(本科)は3年間で312万円~、はり・きゅう科(専科)、柔道整復科は192万円~と、費用を抑えて資格取得を目指すことが可能です。